暁斗 前半飛躍2位も…距離で力尽き5位「がっかり。悔しさ感じる」

[ 2021年2月28日 05:30 ]

ノルディックスキー世界選手権第3日 ( 2021年2月26日    ドイツ・オーベルストドルフ )

後半距離で力走する渡部暁斗(右手前、AP)
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 複合男子個人ノーマルヒルの渡部暁斗(32=北野建設)は5位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS106メートル)は104メートルの138・1点で2位。後半距離(10キロ)も表彰台争いを演じたが及ばなかった。飛躍首位の山本涼太(23=長野日野自動車)は11位。

 個人種目で初の優勝を狙った渡部暁は3大会連続のメダル獲得にも届かず「がっかり。状態は悪くないので、狙える感覚があるからこそ悔しさを感じる」と淡々と振り返った。

 前半飛躍を2位で折り返し、2・5キロを4周する後半距離はトップの山本から20秒差でスタート。4周目中盤まで先頭集団の好位置につけて仕掛けどころを狙ったが、連覇を達成したW杯個人総合王者のリーベル(ノルウェー)らのラストスパートに対応できず「僕と彼らの実力差で、いつも通りの展開になってしまった」と唇をかんだ。

 3月4日の個人ラージヒルで、97年大会の荻原健司以来24年ぶりとなる個人戦制覇に再挑戦する。「金メダル以外考えていない。結果にこだわって戦いたい」とリベンジを誓った。

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2021年2月28日のニュース