フジヤマ敗退 北京切符逃す、藤沢“ロコ対決”苦杯も切り替え

[ 2021年2月28日 05:30 ]

カーリング全農日本混合ダブルス選手権第5日 ( 2021年2月27日    青森・みちぎんドリームスタジアム )

ストーンを投じる藤沢(右)と山口(C)JCA IDE
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 “フジヤマ”が22年北京五輪出場を逃した。藤沢五月(29=ロコ・ソラーレ)山口剛史(36=SC軽井沢ク)は、準々決勝で吉田夕梨花(27=ロコ・ソラーレ)松村雄太(31=コンサドーレ)組に6―7で敗退。北京へ絶対条件だった今大会の優勝に届かなかった。連覇を狙う松村千秋(28=中部電力)谷田康真(26=コンサドーレ)組は、28日の準決勝に駒を進めた。

 藤沢が吉田夕との“ロコ対決”に敗れた。第1エンドに3得点を挙げる理想的な試合展開も、6―6の同点で最終第8エンドに。有利な後攻だったが、藤沢のラストショットがミスとなり、1点スチールされて試合終了。「感覚的にはよく投げられたけど、石1個分、足りなかった」と振り返り、「(吉田)夕梨花と(松村)雄太くんが上手だった」と相手を称えた。

 2年ぶりの日本一に届かず、22年北京五輪への道は絶たれた。実感したのは国内のレベルアップだ。「どの試合もいい試合をしていて、世界選手権や北京五輪に向けては日本として、いい結果を残せるんじゃないかな」と藤沢。4人制での北京切符を目指し、北海道銀行との代表決定戦(日程未定)へ気持ちを切り替える。

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2021年2月28日のニュース