渋野、連続オーバーパーなし「29」でストップ「しんどかった」予選落ちギリギリ42位から逆襲へ

[ 2019年9月14日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第2日 ( 2019年9月13日    チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72 )

9番、苦しそうな表情の渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 初日に連続オーバーパーなしラウンドのツアー新記録を樹立した渋野日向子(20=RSK山陽放送)は17番でダブルボギーを叩くなど75とスコアを崩し、記録は「29」でストップした。仕切り直しの決勝ラウンドで首位に9打差の通算1オーバー、42位から上位を目指すことになる。3位から出た日米ツアー通算6勝の畑岡奈紗(20=森ビル)が67で回り、通算8アンダーで単独首位に立った。

 折り返しの18番グリーン脇。重い足取りで1番に向かう渋野に観客が声を掛けた。「日向子ちゃん、笑って」。そんな声援も時に重荷になることがある。

 「久しぶりにしんどかったです」

 いつも元気なスマイルシンデレラが疲れ切った表情で18ホールの苦闘を振り返った。

 記録更新へ“借金1”の通算1オーバーで迎えた17番で痛恨のダブルボギー。実測141ヤードの第1打を7Iでフルショットしたが、グリーンには3ヤード届かず、ボールは斜面を転がって池に消えた。2番では8メートルのバーディーパットを3メートルもオーバーさせて3パットのボギー。ショットの不調を平均パット数2位のパッティングで補おうと試みたが、空回り。最終9番で4メートルのバーディーパットを沈め、予選落ちの危機を脱するのがやっとだった。

 「撮影禁止です。カメラ、携帯はしまってください!」。ほぼ毎ショット、観客のルール違反を指摘するスタッフの声が響く重苦しいラウンド。見かねた同組の上田桃子が渋野に歩み寄り、笑いを取る場面もあった。その時見せたのが、渋野のこの日最高の笑顔だった。

 ホールアウト後は3時間、練習場で汗を流した。100球以上を費やしたバンカーショットをカゴに放り込むドリルでは、ミッション達成の瞬間にファンの歓声を浴びて吹っ切れたような笑顔を見せた。「最近にはないくらいのひどさでした。それも全部出し切ったと思うので残り2日はがむしゃらに」。記録更新の重圧から解放された渋野の反撃に注目だ。(石川 勝己)

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