【松岡修造の目】6割の力で勝利 圭は改めて“戦略家”と思わせてくれた

[ 2017年6月5日 07:30 ]

テニス全仏オープン第8日 ( 2017年6月4日    パリ・ローランギャロス )

松岡修造
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 2人のレベルは相当違った。圭の方が全然上。切り替える時間が1日あったのは大きかった。どんな時でも試合をコントロールして、最終セットも圭は6割ぐらいの力だった。

 第4セット再開後のゲームでブレークを逃してからは、あえて単発にして最終セットに備えた。体の違和感もあったと思う。鄭現は走らされてドカンと打つのは好きなタイプだけに、最終セットはとにかく真ん中にフラットで打ち、チャンスを待った。じわじわ突破口を見つけ、改めて戦略家だなと思わせてくれた。

 気になるのは、あと少しのところでドンと集中力が落ちることだ。1回戦からそう。これは自信のなさゆえだろう。ラケットを折るのはイライラではなく、自分がコントロールできていない証拠。絶対にいけないことだが、ラケットを折って前向きに切り替えられる選手もいる。圭はそうではない。まだ本当の自分に戻る道を探しているのだろう。 (スポーツキャスター)

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