錦織16強!2日がかりの激闘決着「雨なければ負けていた」

[ 2017年6月5日 05:30 ]

テニス全仏オープン第8日 ( 2017年6月4日    パリ・ローランギャロス )

男子シングルス3回戦で鄭現に勝利し、ガッツポーズする錦織圭
Photo By 共同

 世界ランキング9位の錦織圭(27=日清食品)が4大大会男子初の日韓対決を制した。男子シングルス3回戦で世界67位の鄭現(21=韓国)と初対戦し、前日に雨天順延となった7―5、6―4、6―7、0―3から再開。最終セットで2度のブレークに成功し、合計3時間51分の激闘を制した。3年連続の16強入りで、5日に予定される4回戦では世界37位の難敵フェルナンド・ベルダスコ(33=スペイン)と対戦する。

 雨による試合中断から約18時間。パリの青空とともに錦織の心も平静を取り戻した。「雨が降っていなければ100%負けていた。苦しい試合を勝ったのは自信につながる」と恵みの雨に感謝した。

 前日は快調に2セットを連取したものの、雨雲の広がりとともに試合の雲行きも怪しくなった。「大事なところでミスが出た。それがなければ3セットで終われた」。第3セットをタイブレークで落とすと一気に下降線。第4セットは第3ゲームで早々と2度目のブレークを許し、ラケットを真っ二つに叩き折った。

 直後にはメディカルタイムアウトを要求し、腰部の治療を受けようとしたところで雨脚が強まった。不用意に試合を長引かせ、気温も下がったことで、肉体も悲鳴を上げた。考え得る最悪の状況で試合は中断となった。

 それを幸運に変えられるかは本人次第。「運を使いながらも気持ちを切り替えてプレーできた」と気持ちを立て直し「まずは1本返して、その後の攻撃へのつなぎ方も良かった」と戦略も練り直した。最終セットも接戦だったが、錦織のマッチポイントで鄭現がダブルフォールト。アジアNo・1の存在感でホープの初挑戦を退けた。

 次戦のベルダスコとは昨年もフルセットの死闘となった。「集中力が1試合通じて100%持続できてないのも事実」と認めたメンタルの不安。「大丈夫です」と否定したフィジカル面の不安。ここからはごまかしの利かない4大大会のセカンドウイークを迎える。

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