大島&森薗、決勝は中国ペアに完敗 男子ダブルス48年ぶり銀

[ 2017年6月5日 05:30 ]

卓球・世界選手権個人戦第7日 ( 2017年6月4日    ドイツ・デュッセルドルフ )

男子ダブルスの決勝でプレーする大島(奥)、森薗組
Photo By 共同

 男子ダブルス決勝で大島祐哉(23=木下グループ)・森薗政崇(22=明大)組は樊振東(ハン・シントウ)、許キン(キョ・キン)組(中国)に敗れた。48年ぶりの決勝進出を決めたものの、1961年の星野展弥・木村興治組以来の金メダルは逃した。大会は5日に最終日を迎えるが、日本は1975年以来42年ぶりの4種目表彰台のメダルラッシュとなっている。

 またしても中国の壁を破れなかった。大観衆の中で森薗と大島が肩を落とした。後がない第4ゲームは奪ったが、世界2位の樊振東の強打に押され、世界3位の許キンのテクニックに苦しめられた。61年の星野・木村組以来となる日本勢56年ぶりの金メダルを逃した。

 「どんな苦しいところもしのげている。今まで調子が悪いと、声を掛け合わないこともあった。今大会は良くても悪くても声を掛け合おうと言ってきた。それが調子の良さの要因と思う」

 準決勝後、大島は躍進の理由を明かしていた。決勝も強い決意で臨んだが、最強国ペアは強かった。前回準々決勝と同様に中国勢の前に敗れた。

 2人がコンビを組んだのは14年8月のチェコ・オープン。森薗は「現地で組むように言われた」と振り返る。その大会でいきなり優勝した。「森薗の台上の技術、大島の力強さが合わされば強くなる」と男子・倉嶋洋介監督は意図を明かした。

 15年の4月の世界選手権には、同年の1月に全日本選手権で優勝した組を出さず、2人を代表に選んで「批判もあった」というが、信念を貫いた。サウスポー森薗は卓球クラブを主宰する父に英才教育を受けて、器用さがある。そこに、中学時代は陸上の走り幅跳び選手で、6メートル50を跳んだアスリート大島が組めば伸びると信じて疑わなかった。

 デュッセルドルフはVは逃したものの、69年長谷川・田阪組以来48年ぶりの銀メダルは誇れる成績。指揮官がまいた種は着実に実を結んでいる。

 ▼大島 (第5ゲームの6―4から2本続けてサーブレシーブをミス)その場面で初めて下回転の切れたサーブを打ってきた。その2本取られて一気に感覚がなくなった。48年ぶりの銀メダルは凄く良かったし、支えてくれた人への感謝もある。でも、決勝で負けると悔しい気持ちで終えることになる。

 ▼森薗 勝つチャンスはあったと思う。(違う中国ペアからマッチポイントを奪いながら逆転負けした2年前と比べて)1ゲームしか今回は取れていないけど、内容は同じぐらい勝つチャンスがあった。相手は要所で徹底して攻めてきた。次に何をしていいのか、理解できなくなった。それで悪循環に陥ってしまった。

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