錦織、劣勢はね返し逆転8強「ボールがラケットに乗る感覚出てきた」

[ 2017年6月5日 23:44 ]

テニス・全仏オープン第9日 ( 2017年6月5日    パリ・ローランギャロス )

ベルダスコに逆転勝ちし、2年ぶりに8強入りした錦織はガッツポーズ(AP)
Photo By AP

 テニスの全仏オープンは5日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランキング9位の錦織圭(27=日清食品)は同37位のフェルナンド・ベルダスコ(33=スペイン)と対戦。0―6、6―4、6―4、6―0の逆転勝ちで2年ぶりの準々決勝進出を決めた。

 第1セットは0―6と、まさかの滑り出しとなった錦織。「このままでは簡単にやられると思った。フォアで左右に振られてディフェンスばかりになっていた」と苦戦を強いられた立ち上がりを振り返る。

 だが「ボールがラケットに乗ってくる感覚が徐々に出てきた」と、尻上がりに調子を上げて3セットを連取。「苦しい体勢からでもしっかり深く返せたのが2セット、3セット目を取れた要因だと思う」と冷静に勝因を分析した。

 準々決勝(7日)の相手は世界ランキング1位のアンディ・マリー(30=英国)。「もちろんタフな試合になる」と激戦を予想し、「ちょっとずつ自信も付いてきているので、しっかり回復して次も頑張ります」と語った。

続きを表示

2017年6月5日のニュース