飯塚が東京五輪に名乗り!“専門外”100Mで10秒08

[ 2017年6月5日 05:30 ]

陸上・布勢スプリント ( 2017年6月4日    鳥取市 コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場 )

10秒08の好タイムを記録した飯塚翔太(右から2人目)(左はケンブリッジ飛鳥)
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 リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバーの飯塚翔太(25=ミズノ)が100メートル第2レースで日本歴代7位の10秒08(追い風1・9メートル)を記録した。同日の第1レースでも10秒10(追い風1・7メートル)をマークし、今夏の世界選手権(ロンドン)の参加標準記録(10秒12)を突破していたが、それを上回る好タイムでこれまでの10秒22だった自己ベストを大きく更新。今季は得意の200メートル一本で日本代表を狙う方針だが、将来的には100メートルでも世界と勝負する意向を示した。

 1メートル85、80キロの恵まれた体格を誇る“和製ボルト”飯塚が主戦場の200メートルではなく、100メートルで存在感を示した。第1レースでいきなり10秒10をマークして4年前の自己ベストを0秒12上回ると、第2レースでも大きなストライドでスピードに乗り、昨年の日本選手権覇者ケンブリッジに先行してゴール。掲示板に10秒08と表示されるとスタンドからは「おおー!」という驚嘆の声が鳴り響く。「10秒1台が出たら100点満点だと思っていた」と本人も驚きの表情だった一方で、リオ五輪リレー銀メダリスト(山県、飯塚、桐生、ケンブリッジ)として「なんで飯塚だけ遅いのに入ってるの?と言われるのはね」と、プライドものぞかせた。

 2週前のセイコー・ゴールデングランプリ川崎では200メートルで自己ベストから約1秒も遅い21秒10で5位。周囲は心配な表情を浮かべたが、原因は明確だった。練習の詰め込み過ぎで「足がパンパンだった」。そのため今大会前は疲労回復を優先。先週月曜日から4日連続で「体を動かす程度の練習だけだった」とメリハリをつけて臨み「万全」の状態でレースを迎えていた。

 これで世界選手権参加標準を突破したが、代表権を争う日本選手権(23日開幕)は200メートルだけに出場。その一方で「100メートルは花形でスプリンターの誰しもが挑戦したい。(将来)代表になるのは目標。ボルトも200メートルから100メートルに転向したからね」と夢を語る。桐生、山県、ケンブリッジの3強が日本人初の9秒台へしのぎを削る中、東京五輪へ向けて飯塚が名乗りを上げた。

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