×

こだわり旬の旅

【滋賀】パワースポットとして人気 竹生島縦走クルーズを満喫

[ 2020年2月28日 19:00 ]

琵琶湖北部に浮かぶ竹生島。パワースポットとして人気だ
Photo By スポニチ

 翌日は光秀も眺めたであろう琵琶湖の「竹生島縦走クルーズ」を楽しんだ。同湖北部、長浜市の沖合にある竹生島は周囲2キロ、面積0・14平方キロ。沖島に次ぎ2番目に大きい島で、古くから神の棲む島として、近年はパワースポットとして、年間15万人が訪れる人気スポット。このため昨年、長浜港(長浜市)、今津港(高島市)からの定期便に加え、20年ぶりに大津港からの直行便が復活。今年も3月から第2、第4土曜日限定で運航開始された。

 大津港から竹生島まで約60キロ、約2時間15分のクルーズ。船内放送に耳を傾けながら船に身を任せていると、両湖岸がゆっくりと後方に流れていく。実に爽快だ。

 島には昼過ぎに到着。まずは階段を上り、行基が開眼したという宝厳寺を参拝。本堂の大弁才天は江ノ島(神奈川県)、宮島(広島県)と並ぶ「日本三弁才天」の一つで最古という。浅井家の守り神でもあったことから、信長が光秀に命じて襲撃したことも。本堂から階段を下って行く国宝の唐門は秀吉が建てた大阪城極楽橋の一部で、現存する唯一の同城遺構。隣接する千手観世音菩薩を納めた観音堂は、西国三十三所観音霊場第三十番札所になっている。

 ここからは秀吉の御座船「日本丸」の骨組みを利用した、急斜面の舟廊下を通って竜神信仰の厚い都久夫須麻神社(竹生島神社)へ。本殿も国宝で、秀吉が天皇をお迎えするために造った伏見城内最高の建物「日暮御殿」を神殿として寄進したものという。岸壁に突き出た絶景の竜神拝所では、2枚の丸い小さなかわらけ(土器)にそれぞれ自分の名前と願い事を書き、先端の宮崎鳥居に投げると願いが成就するというかわらけ投げ(300円)に挑戦。願いは果たしてかなうのか。楽しみに待つことにしよう。

 片道3500円、往復6800円(お茶1本付き)。琵琶湖汽船予約センター=(電)077(524)5000。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る