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春の息吹 マアジ入れ食い メバル良型ダブル

[ 2019年2月19日 07:43 ]

春を感じさせるメバル。染谷さんはダブル
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】楽しさいっぱい!東京湾・鴨居沖の黒メバル、マアジのリレー釣りだ。どちらも良型が交じり小気味よい引きを繰り返す。大切なのはタナ。それにイワシミンチのコマセ釣りだけに手返しのよさ。これらを心掛ければクーラーはだんだん埋まってくる。(スポニチAPC 山本 有道)

 早朝5時半、横須賀市の鴨居港着。出船準備をしていたおかだ丸・岡田恒夫船長が言うには「今年のメバルは渋い。水温が高く潮が澄んでいるんです。アジは順調なんですが…」とちょっぴり顔も曇りがち。そういえば2月1日の解禁以来、スポニチのフレッシュ日報を見ても竿頭がやっとツ抜けするほど。釣れないと覚悟していたが“春告魚”と呼ばれるメバルに合い、少しでも春を感じられれば…の気持ちだった。

 だが仕掛けを入れてみて驚いた。水深は30メートル。どうせしばらくは釣れないだろう、と思っていたら第1投からコツ、そしてまたコツ。何とダブル。それも20センチオーバーの良型。のっけからダブルですっかり気をよくしてしまった。その後も1、2匹、そしてついには3本バリにパーフェクト。

 隣で釣っていた町田市の染谷三郎さん(63=会社員)もダブル。「リレー釣りっていいですね。でも私、本当はアジの方が好きなんです。大型が掛かると“バレないかな”とワクワクしてしまう。これがだいご味」と言いながらもメバルを釣るたびに喜んでいた。

 順調に釣れて10時半頃アジ釣りとなったが、移動の途中数えてみると30匹。上出来だ。トップは岡田船長が“名人”と呼ぶ常連、北区の岩楯茂雄さん(79)で40匹の大釣りだった。

 アジはメバルに輪をかけての絶好調。60メートルダチでほぼ入れ食いだった。まだコマセが効いていないのにメバルと同じく初っぱなからグングンとダイナミックに引き、染谷さんが言っていたように、仕掛けを切られるのでは、とヒヤヒヤだ。ここでも岩楯さんの勢いは止まらない。何より流れるような手返しがいい。釣れたアジを外してオケに入れたと思えばコマセを詰め、仕掛けを下ろしている。これを重ねて釣ったアジは50匹。「コマセをまくのは疲れますが、釣りが何より好きなんですね」。週2〜3回のペースでいろいろな釣り場に出掛けているとか。

 アジが佳境に入ったところで運悪く南西の風が吹き始め早上がりになってしまったが、この日はメバル15〜25センチ9〜40匹、アジ23〜35センチ15〜50匹、好釣果に恵まれ満足感でいっぱいだった。春は近い!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鴨居・おかだ丸=(電)046(841)0306。出船は午前7時20分。乗合料金8700円。リレー船は3月末まで。

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