G1周年記念競走展望

【赤城雷神杯】瓜生、当地SG連覇中

[ 2013年6月14日 06:00 ]

当地SG連覇中の瓜生正義
Photo By スポニチ

 遠征組で主力を担うのが当地SG連覇中の瓜生正義。10年のダービーでは4コースから差し切り優勝。そして昨年のMB記念では予選トップ通過からポールポジションを獲得。無敵のレース運びで当地SG連覇を達成。「あの時はエース機でした。何かしなきゃと思い本体を割ってシャフトの高さを確認しました」と、振り返る。瓜生は強パワーの理由を知りたくて本体内部を確認。優勝するだけではなく次につなげるための作業もしっかりと行っていたのだ。

 当地は気圧の関係もあり遠征陣にとって調整面で不利になることが多いレース場。しかし瓜生は「気圧が上下するならまだしも低いままなので気にならない」と、どこ吹く風。また新ペラ制度に関しても「どのラインでいくかは決まっている。現地で迷っているようでは間に合わない」と、影響なし。日々の積み重ねで十分すぎる調整力を身につけているが「答えはありません。何が100点満点か、自分でも分からない」。上限をつくらず常に上を目指す姿勢こそが瓜生の強さではないだろうか。

 当地SG連覇はしたもののG1に関しては11年(55周年)に優勝戦1枠から6着大敗。「1号艇でプロペラ調整もレースも守りに入ってしまった」と、反省。それを踏まえ、今大会は大胆な運びで地元勢をきりきり舞いさるシーンがありそうだ。前走の芦屋周年Vという絶好のリズムで乗り込む。

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