猿之助容疑者逮捕で今後の澤瀉屋は？演劇評論家　中車らが「特に古典歌舞伎をしっかりこなしていくこと」

東京・赤坂のTBS
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　明星大教授で演劇評論家の村上湛氏が27日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）にリモート出演。歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者（47）が母親の自殺を手助けしたとして、警視庁に自殺ほう助容疑で逮捕されたことにコメントした。

　猿之助容疑者は今年5月18日、自宅の半地下で意識がもうろうとした状態で倒れているのが発見され、2階のリビングで仰向けで倒れていた歌舞伎俳優で父の市川段四郎さん（76）と母の喜熨斗（きのし）延子さん（75）はいずれも死亡が確認された。

　猿之助容疑者の逮捕を受け、村上氏は「業績ある才能ある人ですから惜しみたい。今はそれしか言えないですね」と言葉を選び、慎重にコメントした。

　猿之助が今後、歌舞伎役者から引退するとなった場合「市川猿之助」の名前はどうなるかや、澤瀉屋の今後はどうなるかに注目が寄せられている。村上氏は「実質、今、残ってる中車さん、團子さんが修行中なわけです。彼らが一つ一つの舞台、特に古典歌舞伎をしっかりこなしていくこと。それでしか将来は語れない。今が一番大事。一つ一つをしっかりとやっていくこと」とした。

　そして猿之助容疑者が休演する中、「6月の中車さん（舞台は）素晴らしい出来でした。そういうことを坊ちゃんの團子さんも見てると思うので、そういうところが大事じゃないですかね」とし、猿之助容疑者の復帰の可能性については「これはちょっと私の口からは何とも言えないと思います」と述べるにとどめた。