猿之助　母親の自殺ほう助容疑での逮捕　佐々木成三氏「父親へのほう助、その他の罪名…捜査で明らかに」

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　元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8」（月～金曜前8・00）に出演。歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者（47）が母親への自殺ほう助の容疑で逮捕状を請求されたこと（その後逮捕）について解説した。

　事件から1カ月半経過しての逮捕劇。今回は母親に対してだけの容疑となった。佐々木氏は「（両親の）死亡時間が違うという中で、どのような状態で向精神薬を飲んだのか」と当時の状況について整理。「2人の健康状態がどうだったのか、自殺する意志があったのか。母親はその意志が明確にあったということが立証されている」と説明した。

　「母親への自殺ほう助を明らかにしていくことで、父親についても、ほう助なのかそのほか他の罪名になるのか、母親の事件の捜査で明らかにしていく」と今後の捜査の流れに、さらに、父親に対しての自殺ほう助や殺人罪で立件される可能性についても言及。

　かつて薬物中毒死した人の検視を多くしてきた経験から「口に何かしらの損傷や、着衣に乱れや水分が付いていたら（強制的に飲ませた）疑いがある」とし、通常は他人が強制的に大量の薬物を飲ませることはできないと指摘。

　母親に対する自殺ほう助容疑は「現場の状況からして、母親については自分の意志で飲んだということを供述、現場検証、司法解剖結果で明らかになった」としつつ、父親については「健康状態、精神状態がどうだったのか。それを明らかにしていく上では、まずは母親を立件していくということは次の事件への捜査の立件にも重要な捜査になる」との見解を示した。