菊地幸夫弁護士 猿之助容疑者は「お父様に関する何らかの容疑が加わると、執行猶予で済むかどうか」

[ 2023年6月27日 16:02 ]

菊地幸夫弁護士
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 弁護士の菊地幸夫氏が27日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者(47)が母親の自殺を手助けしたとして、警視庁に自殺ほう助容疑で逮捕されたことにコメントした。

 今回、猿之助容疑者は母である喜熨斗(きのし)延子さんの自殺を助けた自殺ほう助の疑いで逮捕されたが、父・段四郎さんも亡くなっており、警視庁は今後、段四郎さんの死についても捜査を進める。

 菊地弁護士は「お父様の状態に関してはお父様が通院されていたとか、そういうようなことがあれば、主治医の先生が心神状態を把握してるはずですから、死を受け入れることについての判断能力があったのかどうか。あるいは今のお話ですと、週刊誌報道が引き金と(猿之助容疑者は述べている)。あるいは別な例えば、介護が辛くてって状況があったのかどうか。医療関係者から事情聴取である程度は明らかになると思います」とした。

 そして、父・段四郎さんの死亡に関する容疑は「お父様がご自身で(薬を)飲めたのかどうかも重要になります」と段四郎さんが要介護状態だったが、どこまで体が動かせたのかと指摘。その上で「お母様の自殺ほう助1件だけであれば、ほぼ刑務所に行かない。執行猶予が付く可能性が高い」とし「ところが、お父様に関する何らかの容疑が加わるとすると、執行猶予で済むかどうか分からなくなる。ここから先、どう捜査が進展していくのかは最終的な刑にとても影響すると思います」とした。

 また、猿之助容疑者が今回、自身のパワハラやセクハラ疑惑などを報じられたことがきっかけになったとしているが「いきなり週刊誌報道があって、予想しない事態が起きたんですよね。ご自身に処方された睡眠薬を使ったとなると、残りがそんなにたくさんあったのかどうなのか。しかも服用するのはお父様とお母様お2人ですよね」と大量の薬が必要になると指摘。「前々から、こういうことを想定して処方される度に使わずに飲まずに貯めておいたら、ある程度の量が蓄積されますけど、時々使ってて不意に週刊誌報道が出て、“さぁ(死のう)”ってなった時に致死量分が用意できてるのであるか。筋を通して話を作るのは難しい面もある」と不可解な点も多いとした。

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