猿之助容疑者 自殺ほう助容疑は母親のみ 若狭弁護士、今後の捜査のポイントは「家族会議。父親の関与は」

[ 2023年6月27日 11:00 ]

弁護士の若狭勝氏
Photo By スポニチ

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者が母親への自殺ほう助の容疑で逮捕状を請求されたこと(その後逮捕)について、その背景や逮捕後の取り調べでのポイントなどを解説した。

 猿之助容疑者の両親死亡から1カ月半経過しての今回の逮捕劇。物証が少ないと言われていた中でのこの日の動きについて、若狭弁護士は「(猿之助容疑者の両親の)死因が向精神薬による中毒死であることが科学的鑑定で明らかになっている。これが大きい」と指摘。自宅内での事件であり、第三者が関与した形跡はなかったことから「向精神薬は(同容疑者)が持っていたものだと。状況証拠から最低限“自殺ほう所(容疑)はいけるだろう”ということが決め手になったと思う」語った。

 自殺ほう助容疑は母親に対してのみ。デイリー新潮によると、5月17日に家族会議を開いて両親と話し合いをしたとされている。若狭弁護士はこの部分に着目し、家族会議は3人ではなく「猿之助容疑者と母親の2人だけで『みんなで死のう』と言った可能性もある」と断言。

 一部報道では、父親の段四郎さんは認知症を患い、介護を必要としていたと言われている。若狭氏は「父親の病状分からない」と前置きしつつ「(認知症の)程度によっては父親が自分も死のうという気持ちを表すことができないくらいの程度だとすると、家族会議はあくまでも父親は抜きにして、母親と2人だけで『みんなで死のう』と話した可能性がある。そうなると、父親には死のうという気持ちはさらさらないので、それに対して、向精神薬を飲ませるというのは典型的な殺人になってしまう」と殺人罪の可能性にも言及。「家族会議がどういう形で、誰と誰で話して、父親がその時に関与してたのか。今回の逮捕後の取り調べでの最大のポイントになる」と説明した。 

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月27日のニュース