市川猿之助 主演の明治座公演 19日昼の部も中止に 18日夜は代役で上演

[ 2023年5月18日 18:42 ]

市川猿之助
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 歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が出演する「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(28日千秋楽)について19日の昼公演も中心すると18日、明治座は発表した。

 同社は19日昼公演の中止とするとともに、夜公演以降は「改めてお知らせ」すると報告。「お客様にはご迷惑をお掛けいたしますこと深くお詫び申し上げますと共に、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と理解を求めた。

 18日の昼公演は地方からバスでやってきた客らが観劇する貸し切り公演だったが、急きょ中止に。同日17時の夜公演は中村隼人を代役として上演した。

 猿之助は18日午前10時15分ごろ、都内の自宅で両親とともに倒れているのが見つかった。マネジャーが発見し、119番した。3人は病院に搬送された。母親(75)は自宅で、歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さん(76)は搬送先でそれぞれ死亡が確認された。猿之助は命に別状はないという。

 警視庁は猿之助の回復を待って状況を聞く予定。

 捜査関係者によると、意識がもうろうとした状態で搬送された猿之助が書いたとみられるメモが自宅で見つかった。スケッチ用のキャンバスに知人にあてた内容だったという。文末には猿之助の名前があった。

 両親は自宅の2階のリビングであおむけの状態で発見され、目立って外傷は確認されていない。

 猿之助を巡っては一部でハラスメント疑惑が報じられていた。

 猿之助は段四郎さんの長男で、伯父は先代猿之助の市川猿翁。1983年に二代目市川亀治郎を名乗り、東京・歌舞伎座で初舞台を踏み、2012年に四代目猿之助を襲名した。歌舞伎だけでなく、故蜷川幸雄さんらの舞台、NHK大河ドラマ「風林火山」や「半沢直樹」などテレビドラマにも多数出演した。

 段四郎さんは10歳で初舞台。1969年に歌舞伎座で四代目段四郎を襲名した。主に兄である猿翁さんの一座で活躍した。

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