男女逆転「大奥2」蓮佛美沙子が家斉の正室・茂姫役 重圧と喜び「愛と覚悟を貫いた茂姫の生き様を表現」

[ 2023年5月18日 12:05 ]

今年秋に放送される“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」に御台・茂姫役で出演することが決まった蓮佛美沙子
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 今年秋に放送される“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)「医療編」の新キャストが18日、番組公式ツイッターなどで発表され、女優・蓮佛美沙子(32)が、11代将軍・徳川家斉の御台所・茂姫を演じることが明らかになった。

 放送毎にSNS上で話題を集めた「Season1」(全10話)は今年3月に完結。3月度ギャラクシー賞月間賞も受賞した。「Season2」の平賀源内役・鈴木杏らは「Season1」最終回でサプライズ発表。さらなる新キャストに注目が集まっていた。

 蓮佛が演じるのは、薩摩藩・島津家から家斉に嫁ぐ、聡明で心優しい御台所・茂姫。治済に頭の上がらない気弱な家斉を思いやって励まし、陰ながら支える利発な正室。気立ての良さで側室たちとも仲良く渡り歩くが、やがて治済の謀略に巻き込まれていく。

 蓮佛は「物語から放たれる力強い命の躍動感に、あっという間に惹きつけられました。台本を開くたび、“こんなにやりがいのある役を任せていただけて幸せだなぁ”という喜びと、“でも…実際にこれを演じるのか…”という壮絶さに対する重圧が、波のように心を支配しています。シーズン1から高い志を持って作品に挑んでこられた心強いスタッフの皆様と一緒に、愛と覚悟を貫いた茂姫の生き様を、しっかりとカメラの前で表現できればと思います」と意気込んだ。

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などで知られる漫画家・よしなが氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に04年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から幕末・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などのヒット作を生み続ける森下佳子氏。

 「Season2」も引き続き、脚本は森下氏が担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが「赤面疱瘡」撲滅へ立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。

 「医療編」のキーマン・平賀源内を鈴木杏、金髪碧眼の蘭学者・青沼を村雨辰剛、大奥の中から赤面疱瘡の撲滅に尽力する黒木良順を玉置玲央が演じる。また、蘭学を学ぶ青年・伊兵衛を「Hey!Say!JUMP」の元メンバーで俳優の岡本圭人、原作ファン注目の老中・田沼意次を松下奈緒、次期将軍の座を狙う松平定信を安達祐実が演じることが発表されている。

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