ももクロ　15周年記念ライブで感謝の涙「15年間ステージに立てると想像すらしていなかった」

結成15周年記念ライブを行った「ももいろクローバーZ」の（左から）佐々木彩夏、高城れに、百田夏菜子、玉井詩織
Photo By 提供写真

　4人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が結成15周年を迎えた17日、東京・国立代々木競技場第1体育館でライブを行った。前日16日の公演と合わせ、延べ2万1532人が来場。リーダーの百田夏菜子（28）は「15年間ステージに立てると想像すらしていなかった。本当に幸せ」とかみしめ、終盤には全員が涙を流した。

　単独ライブでは3年ぶりに声出しが解禁。メンバーカラーの服を身にまとったモノノフ（ファンの総称）の熱気に会場が包まれる中、4人はステージに登場してから約2分間静止。観客の歓声を一身に浴びた。

　15年前の初お披露目で歌った「あの空へ向かって」など全23曲を歌い踊った。メンバーが作詞し、きょう18日に配信開始となった新曲「ヒカリミチ」も初披露し佐々木彩夏（26）は「私たちの気持ちをしっかり届けたいと協力して書いた。皆さんに届いたら良いですし、これからも歌っていきたい」と期待をこめた。

　会場に隣接する代々木公園で路上ライブを行っていた結成当時から15年。NHK紅白歌合戦出場や国立競技場で女性グループ初のライブ開催など、大きな夢をかなえてきた。

　高城れに（29）は昨年結婚を発表。既婚アイドルの誕生となった。「私が結婚しても、応援してくださったり、おめでとうって言ってくださった」と回顧。玉井詩織（27）は「メンバーが結婚しても変わらずライブを続けられるのは15年を積み重ねたからこそ。うれしいです」と心境を語った。

　20周年となる2028年には全員が30代を迎える。玉井は「女性で30代でアイドル活動をするのは選択肢で難しかったりするけど、できないことはないと実感している」と語る。百田も「これからも私たちらしい道を歩いていきたい」と力を込めた。