柚希礼音「タカラヅカ時代の自分みたい」 ミュージカル主人公に思いはせ、再演を心待ち

[ 2023年5月18日 13:30 ]

ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」について語る柚希礼音
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 元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の柚希礼音は18日、大阪市内でミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」の取材会に出席。「東京、福岡に続いて大阪が一番最後の公演。パワー全開で、最後まで全員でパワーを届けたい」と意欲を見せた。

 19年に初演の公演。19世紀半ばのアメリカ北部が舞台で、女性の権利を求めて労働運動を率いた実在の女性サラ・バーグリー(柚希)とハリエット・ファーリー(ソニン)のヒューマンストーリー。柚希は主人公のサラを演じる。3年半前に初めて公演して「恋愛がメインでない作品は珍しかった。無我夢中で稽古して、皆で作って。最終的に賞をいただいた。すごくうれしかった」と振り返った。

 その後はコロナ禍で舞台演劇は満足に上演できない時期が続き、今回は元のスタイルに戻ることで「ビルボードライブをした時、かけ声が解禁となって、皆さんの声援で涙が出るほどうれしかった。テンション上がります」と今回の再演を心待ちにしていた。

 前回のメンバーが再び集まり、新しいメンバーも加わって目下稽古中。「同じセリフでもとても新鮮に作ってます。だんだん私がやるしかないと思い始めて立ち上がっていく無邪気な素直な女性で、立場が変えていくというのが分かる感じ。タカラヅカ時代に私がやるんだとトップに立った時の自分みたい」と先頭に立って皆を引っ張る主人公・サラと、星組トップだった自身を重ねた柚希。「前回は無名の作品。今回はハードルがかなり上がってる。自覚して素直に表現したい」と意気込んでいた。

 東京公演は6月5~13日(東京国際フォーラム・ホールC)、福岡公演は6月24、25日(キャナルシティ劇場)。大阪公演は6月29~7月2日(クールジャパンパーク大阪・WWホール)で開催される。

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