乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート スピーチ全文「後輩の子達が凄く大切です」

[ 2023年5月19日 00:04 ]

乃木坂46齋藤飛鳥の卒業コンサートで、後輩へのメッセージを届けた
Photo By スポニチ

  乃木坂46齋藤飛鳥(24)の卒業コンサートが17、18日の両日、東京ドームで開催された。センター曲5作品などエースとして輝き続けた11年半。ライブには計63万人の応募があり、2日間で10万人を動員。声出しが解禁となった満員のドームで、功労者をたたえる愛のあふれた公演となった。

 以下、スピーチ全文。

 皆さん、今日はありがとうございます。今日で卒業します。私は昨日今日と、凄く心から楽しい、幸せなライブを作ることができました。ただ私がライブや乃木坂の活動を、心から余裕をもって楽しいと思えるようになったのは、多分ちょっと遅かったんじゃないかなと思います。今日、後輩たちもモニターを見てくれていると思うので、昔の話も未来の話もしたいですが、私は回りくどい生き方をしてきたな、と過去を振り返ると思います。いろんなキャラクターとか迷走したし、メンバーやスタッフさんに頼ったり、甘えたりすることがなかなかやり方が分からず…でも、なのに今こうやって穏やかに楽しく生きれているのは、きっと乃木坂のみんなだったり、そこに関わる皆さんが周りの人を凄く大事にしているからだな、と思います。

 恩返しという言葉があると思うんですけど、私はもっと好きな言葉がありまして。恩送り、という言葉。その言葉を知ってから、この卒コンもそうだし、メンバーに対してとかスタッフさんに対しても、なんとなく気持ちの整理がついた気がする。恩を返すだけでなく、どんどん送っていく。そうして連鎖していくことはとても素敵なことだと思うし、私たちも歌で歌ってるなって。その言葉を凄く大切にして生きています。

 私は、もう今日が終わったら皆さんとはお別れするし、過去の人になるんですけど、でももしここにいる皆さんとか、画面越しに見てくれている方とかが私を見たり乃木坂を見て、楽しいとか少しでも明るい気持ちになったなとか…それを恩とは言いませんけど、それをこれからは後輩のみんなに渡していってほしいなと思います。

 私はあまり人とも深く関わらなかったり、内緒ですけど学校もあまり行ってなかったので、乃木坂で一緒に過ごした1期生のみんなは、やっぱり同期として心通った瞬間があったと思ったし。でも今は、乃木坂を守ってくれている後輩の子たちが凄く大切です。凄くきれい事ですけど、私がこの先卒業して、この先何かに追われたり、何かで頭がいっぱいになることが少しでも無くなるとしたら、その分を穏やかな日常とか、優しい気持ちを後輩のみんなに味わってほしいな、と思います。

 でもここまでこうやって、たくさん声を出して支えてくださった皆さんを信頼しています。絶対にこれから、乃木坂46のみんなのことを見守ってあげてほしいな、と思います。

 もう1期生のいない乃木坂46に明日からなりますが、これからの乃木坂46をどうか、よろしくお願いします。それでは次は歌わせていただくんですが…もちろん支えてくれた皆さん、スタッフさん、みんなに歌うんですが、やっぱり誰より支えてくれたお母さんのことを思い浮かべながら歌おうかな、と思います。それでは聴いてください…。「硬い殻のように抱きしめたい」。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月18日のニュース