青山和弘氏 第2次岸田改造内閣は「専守防衛内閣」 高市氏、河野氏入閣は「囲い込んだということ」

[ 2022年8月14日 17:19 ]

 ジャーナリストの青山和弘氏(54)が14日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演。第2次岸田改造内閣の印象を語った。

 MCの千原ジュニアから総裁選を戦った高市早苗氏、河野太郎氏が加わった第2次岸田改造内閣について問われた青山氏は「(岸田首相は2人を)野に放っておくとですね、反主流派として自分に反対ののろしを上げられると厄介なので、特に高市さん、政調会長には置いておけなかったですね、茂木幹事長と全然ダメで。なので党内から閣内に横滑りさせて、あんまり重たくない、例えば防衛大臣だっていいわけなんですけど、そういうとこには置かないで経済安全保障担当大臣っていう大きな省庁が下にない、部下のいないところの大臣」と説明。「という意味では河野さんもおんなじなんですね、デジタル大臣って、デジタル庁っていうのがありますけども、大きな省庁のトップじゃないので、そういうところに要は囲い込んだということです」と続けた。

 千原ジュニアが「そういう思惑だということを2人はもちろん分かってはるんですか」と尋ねると、青山氏は「分かってると思います」と断言。「分かってると思いますけど、せっかく閣僚の一角になったんだから、やってやろうじゃないかみたいな感じになって、河野さんはさっそく霊感商法の検討会を消費者庁に立ち上げるって言いましたけれども、これ全く岸田さんと相談してないんですよ。岸田内閣にとっては決して悪い事じゃないと思うんですけど、河野さんも何かやってやろうという事で腕ぐるぐる回してる」と語った。

 「言うこと聞かずに記者会見も当日やらなかったりとか。まあ河野さんはこういう人なので、ある意味岸田さんはそこには一種爆弾を抱えた所であるかもしれませんね」と断言。内閣の印象を問われると、「完全に守りに徹した内閣、名前を付けるとするとあるラジオでも言ったんですけど、専守防衛内閣ということで」と表現した。

 「要はホップステップジャンプで総裁選のあと衆院選があって参院選、選挙で負けると総理大臣辞めなきゃいけないかもしんないから、これを乗り越えて。乗り越えるとしばらく選挙ないので“乗り越えたらやりたいことできるぞ”って周りにずっと言ってたんですね、岸田さん。ようやく乗り越えた先は泥沼に着地しちゃって、安倍さんが亡くなったことと統一教会問題が噴出して、とにかく守りに走ったという結果だと思いますね」と強調した。

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2022年8月14日のニュース