キムタク 高校ボクシング部コーチ役で学園スポーツドラマ初挑戦「“新しい空気をまとった作品”を」

[ 2022年2月7日 05:00 ]

4月期のテレビ朝日「未来への10カウント(仮)」で主演する木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(49)が学園スポーツドラマに初挑戦する。4月期のテレビ朝日「未来への10カウント(仮)」(木曜後9・00)で高校のボクシング部のコーチ役を演じる。「自分が学園ドラマを見るとき、身近な人物になった気分でドキドキしながら見ていたんですよね。視聴者の皆さんにそういう感覚を覚えていただければ」と語った。

 今作は世代を超えた青春群像劇。人生のどん底にいる、高校ボクシング部のコーチが高校生と真剣に向き合う中で自身も未来へ走りだす物語だ。

 主人公は輝かしい過去がありながら「いつ死んでもいい」と言い切るほど生きる希望を失った男。木村も「ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在」と語っており、新境地の演技が期待される。

 木村がボクシングに携わる役を演じるのは初めて。私生活で本格的にボクシングに取り組んだこともないというが、いきなり高校時代には4冠を達成した実力者を演じることとなる。役作りについて「ゆくゆくは自分が単純に撮影現場に同席するだけでは担えない内容にもなっているので、究めるべき加減が難しく“ちょっと考えものだなぁ…”と思っている」と語る。ただ、これまでにレーサーや外科医、アイスホッケー選手とさまざまな職業を演じきっており、今作でもリアルな元ボクサーのキャラクターを作り上げるとみられる。

 脚本は福田靖氏が担当。社会現象となった「HERO」シリーズや、最高視聴率30%超えのフジテレビ「CHANGE」のタッグが7年ぶりに復活する。今作では、台本を作る段階から密なコミュニケーションを取り、物語を作り上げていっている。木村は「こういったセッションができることは非常に心強い」と語り「安心感のあるテレ朝ドラマとは一線を画す“新しい空気をまとった作品”を作りたい」と意気込んでいる。

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