櫻井翔 号泣の高梨沙羅に「胸を張って帰って来て」 解説・竹内択さんは5人失格に「本当に珍しい」

[ 2022年2月7日 23:05 ]

<北京五輪ジャンプ混合団体>2本目を飛び終えると、目に涙を浮かべる高梨沙羅(ロイター)

 北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(ヒルサイズ=HS106メートル)が7日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、日本チームは小林陵侑(25=土屋ホーム)、佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、高梨沙羅(25=クラレ)、伊藤有希(27=土屋ホーム)の4人で新種目に臨み、4位に食い込んだ。

 1回目、高梨がスーツの規定違反で記録なしとなるアクシデントに見舞われるも、残る3人でカバーして8位で2回目に進出。2回目では高梨が98・5メートルを飛ぶと、エースの小林陵は106・0メートルをマーク。4人のチーム力で合計点836・3点まで追い上げ、4位に順位を上げた。

 競技を生中継した日本テレビの番組でスペシャルキャスターを務めた「嵐」の櫻井翔は、「波乱の大会となってしまいましたが、高梨選手が2回目終わった後グッと頭を下げていたのが印象的で…どうか頭を上げて胸を張って日本に帰って来てもらいたいなと思います」とねぎらいの言葉。スタジオ解説の14年ソチ五輪スキージャンプ団体銅メダルの竹内択さんも「1回目失格で泣き崩れた状態の中、よく2本目でいいジャンプできた」と高梨の精神力を称賛。そして「ワールドカップとか普通の大会でもないぐらいの失格者の数、本当に珍しかったですね、きょうの大会」と話し、1回目は高梨とオーストリアのイラシュコ、ドイツのアルトハウス、2回目はノルウェー2選手と4カ国計5人の失格者が出たことに驚いた。

 竹内さんは、小林陵については「見事なジャンプ。ラージヒルにつながる」とし、「今、持てるジャンプができた」と日本チームの踏ん張りをたたえた。

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