EXITりんたろー。「くじ引き状態」からの脱却強調 児童養護施設退所後の若者支援に持論 

[ 2022年2月3日 22:56 ]

お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(左)と兼近大樹
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 お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(35)と兼近大樹(30)が3日、ABEMA「AbemaPrime」(月~金曜後9・00)に出演。厚生労働省の社会保障審議会専門委員会がまとめた、児童福祉法改正への報告書で、児童養護施設で育つ若者への支援が原則18歳までになっている現状の年齢上限撤廃について考えを述べた。

 他局の番組で児童養護施設を取材したEXITは、このテーマにも詳しく、りんたろー。は「国にも大学進学を助けるような制度はあるが、(施設にいる若者に)情報が届かないというのが現状。施設で働いている職員さんですら気づいていない。それが問題。」と指摘。兼近も「(大学へ進学する施設や周りの人の)モデルが少なすぎて、(進学しようとするところに)考えが至らない、努力の仕方を知らないという人がすごく多いというのが現実」と述べた。

 専門家と養護施設で生活し現在は大学生の女性の意見や生活実態の話に耳を傾けたりんたろうー。は、養護施設を出た後の現状を「くじ引き状態」と指摘。「友達とか環境に恵まれれば進んでいけるけど、偏見とかある人の中に入ってしまうとはじき出されたりする。こちらも考えなければならない」と強調した。

 一方の兼近は「施設は家庭みたいなもの。いつでも戻れるようにしておくのが大事。社会に出てつらいことがあっても、戻れる場所があるというのはメンタルケアになる。出すことが目的の施設だと不安になる。そういう優しいをもって制度を作ってもらえれば」と述べた。

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2022年2月3日のニュース