橋下徹氏 「より罪が重いのは国会議員の領収書のない文通費」鶴岡市議のガソリン巡る政活費修正に

[ 2022年2月3日 17:50 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。山形県鶴岡市の渋谷耕一市議(72)が、2020年度の政務活動費として市議会へ提出したガソリン代の領収書全てに同じ単価を書き込んでいたことについて言及した。

 ガソリンの単価は変動しており、渋谷氏は「誤った記載をして申し訳ない」と謝罪。修正するとしている。渋谷氏はガソリン代名目の領収書を月ごとで計12枚提出し、全てに価格1リットル当たり164円と自ら記載。「単価の記入が面倒になり、適当に記入してしまった」と話している。市議会には走行距離に応じ算出した額と領収書の額面のうち、低額の方が支出される基準がある。渋谷氏は「領収書の額の方が低額になるため、過大請求はしていない」とも話している。

 MCの谷原章介に「政務活動費にかかわる領収書の不正確な記載。これ法的に問題ないんでしょうか?」と聞かれた橋下氏は「これはルール違反ということになります。これはきちっと法令上、ルールがありますので。ただこれ1万2000円まではガソリン代が出るんですね、政務活動費として。単価をなぜ書かなきゃいけないのかっていうのは僕、ちょっと疑問です。本当にガソリンを1万2000円分買っているんであれば、わざわざ単価まで書く必要はないと思います。だからここはルールの方がおかしいと思うんです」とした上で、「もう1つはね、地方議員は領収書を添付しているからこういう問題が公になったんですね。で、修正するってことになったんですよ」と指摘。そして、「ただ国会議員の同じような文書通信交通滞在費は領収書がないもんですから、こういう問題が山ほどあるかも分からないけども全然、表に出ない。もちろん今回この議員、ルールに従っていないので反省してあらためてもらわなければいけませんが、より罪が重いのは国会議員の領収書を出さない文書通信交通滞在費。文通費の方がより罪が重いを思いますね」と自身の見解を述べた。

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2022年2月3日のニュース