映画監督の恩地日出夫さん死去 88歳、肺がん「伊豆の踊子」「めぐりあい」青春映画で一時代

[ 2022年2月3日 05:30 ]

恩地日出夫さん
Photo By 共同

 青春映画で一時代を築き「傷だらけの天使」などテレビドラマの演出も手掛けた映画監督の恩地日出夫(おんち・ひでお)さんが1月20日午後9時47分、肺がんのため横浜市内の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻で美術監督の星埜恵子(ほしの・けいこ)さん。後日、お別れの会を開く予定。

 1961年に自身の脚本を映画化した「若い狼」で監督デビュー。「あこがれ」「伊豆の踊子」「めぐりあい」などで東宝青春映画を代表する監督となった。代表作に「生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件」「四万十川」「わらびのこう 蕨野行」など。

 70年代を中心にテレビドラマでも活躍。「傷だらけの天使」「人間の証明」などを演出し、「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」で芸術祭賞優秀賞を受賞した。2005年旭日小綬章。

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2022年2月3日のニュース