藤井聡太3冠 竜王戦第3局幕開け 相掛かり選ばず、7局ぶりの角換わりへと進行

[ 2021年10月30日 09:14 ]

竜王戦第3局で対戦する豊島将之竜王(右)と藤井聡太3冠(日本将棋連盟提供)
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 豊島将之竜王(31)に藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が挑む将棋の第34期竜王戦7番勝負第3局が30日午前9時、福島県いわき市の「新つた」で始まった。

 先手は藤井で、飛車先の歩を突き出すスタート。後手の豊島も追随した。両者の対決では6戦連続して相掛かりの戦型だったが、今局の藤井は3手目で角道を開け、7局ぶりの角換わりへと進行した。

 竜王戦初挑戦の藤井は開幕2連勝中。今局も勝てば初戴冠と同時に史上最年少4冠にも王手がかかる。

 両者の通算対戦成績は藤井10勝、豊島9勝。昨年までは豊島が初対決以来6連勝だったが、今年に入って藤井が10勝3敗と猛烈に反撃し、竜王戦第2局(22、23日=京都市)の勝利でついに勝ち越した。

 持ち時間は各8時間。終局は31日夜が見込まれる。

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2021年10月30日のニュース