八村をバスケの世界へ導いた親友がエール「パリ五輪で勝利をつかむ姿が見たい」

[ 2021年8月2日 05:30 ]

 バスケットボール男子の日本は1日、1次リーグ最終戦でアルゼンチンに敗れ、3戦全敗で終戦。49年ぶりの五輪勝利はならなかったものの、エース八村塁(23)をバスケの世界に導いた親友は「3年後のパリ五輪で勝利をつかむ姿が見たい」と期待を寄せた。

 八村の故郷富山県を拠点に「SDバスケットボールスクール」を運営する岡山翔太郎さん(24)は富山市立奥田中で3年間、バスケ部で苦楽をともにした。この日の試合は富山市内の自宅で中継を観戦し、豪快なダンクを叩き込むなど13得点の八村について「日本の中心としてNBAの経験を生かして強いリーダーシップを発揮してくれた」と奮闘を称えた。

 長らく低迷していた日本バスケ界の救世主となっている八村だが、競技を始めたきっかけは岡山さんの熱烈な勧誘だった。八村は小学生まで野球と陸上をしていたが、成長痛を発症。中学入学後は部活をどうするか決めかねていた。そんなさなか、1年のクラスメートで先にバスケ部に入っていた岡山さんともう一人の部員が休み時間のたびに「塁、バスケしよう」「バスケ部見に行こうよ」と2週間にわたってラブコールを送り続けた。根負けした八村は体験入部。「楽しかった」ことから母・麻紀子さんに相談し、背中を押されたことで運命の歯車が動きだした。

 その後、岡山さんは八村とともに中3で全国大会準優勝を経験。高校からは別々の道を歩んだが、八村の渡米後も連絡を取り合い親交は続く。現在は自身のスクールで小4から中3まで個人技に主眼を置いたスキルコーチとして育成に力を注ぐ。八村を筆頭に米国で活躍する日本人が増え「日本のバスケのレベルは着実に上がっている」と岡山さん。「今回の経験を生かして24年パリ五輪では上位進出を目指してほしい」と親友のさらなる活躍を願った。

 《富山の焼き肉店「地元の誇り」》八村が高校時代まで通っていた富山市の焼き肉店「けやき」のスタッフ、津山恵さん(44)は「地元富山の誇り」と活躍を称えた。最初はコーチに連れられて来店。津山さんは「コーチに“写真撮っといた方がいいよ。有名になるから”と言われた。その時はまさか五輪代表を引っ張るなんて想像しなかった」。その時の写真は今、店頭に飾られている。「3年後のパリ五輪はもっと若いNBA選手もいるはず。八村選手が中心になって勝ちを見せてほしい」と話した。

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