「鎌倉殿の13人」我が家・坪倉由幸 大河初出演「まさか」祖母に喜びの初報告 三谷幸喜氏指名「感動」

[ 2021年7月9日 16:35 ]

来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にレギュラー出演する我が家・坪倉由幸
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 お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸(43)が来年のNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たすことが9日、番組公式ツイッターで発表された。主人公・北条義時の祖父・伊東祐親を恨む伊豆の武士・工藤祐経(すけつね)役を演じる。俳優業の経験も豊富だが「まさか大河ドラマに出演させていただけるなんて!」と大喜び。仕事のことを祖母に初報告した。三谷幸喜氏(60)が脚本を手掛けた今年3月放送のフジテレビ「死との約束」にも起用され「『僕の好きな海外の役者さんがいて、その人と坪倉君の雰囲気が似ててさぁ』と。感動したのを覚えています」とヒットメーカーとの縁を明かした。

 三谷氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 坪倉が演じる工藤祐経は、北条義時(小栗)の祖父・伊東祐親(辻萬長、「辻」は一点しんにょう)を恨む伊豆の武士。源頼朝(大泉洋)に仕え、歌舞音曲に通じたことから「工藤一臈」と呼ばれた。所領の争いから、祐親の嫡男・河津祐泰を殺害。最期は「曽我兄弟の仇討ち」に遭う。

 坪倉は「まさか大河ドラマに出演させていただけるなんて!うれしすぎて、芸人としてテレビに出演させてもらえるようになって15年くらいになりますが、初めて祖母に告知しました。祖母も高齢になって体が弱ってきて、さらに、こういうご時世でなかなか会えてないんですが『鎌倉殿の13人』を見て少しでも元気になってくれたら、うれしいです」と歓喜。

 「僕が演じさせていただく工藤祐経は、戦よりも芸事に長けた人物でお調子者といった印象。だが、ある人物を深く恨んでいる。その辺りを丁寧に表現できるよう頑張ります」と意気込んでいる。

 三谷作品は、今年3月に放送されたフジテレビ「死との約束」が初参加。「昔からドラマ『古畑任三郎』が大好きで、コント番組内の企画でも勝手にマネさせてもらっていました。そして今年の3月に初めて三谷さん脚本のドラマに出演させていただきました。現場で一度だけお会いしたんですが、その時の第一声が『オファー来てビックリしたでしょ?』って。続けて『僕の好きな海外の役者さんがいて、その人と坪倉君の雰囲気が似ててさぁ』と。僕のことを以前から認識してくれたことに感動したのを覚えています。それから数か月後に、まさか三谷さん脚本の、しかも大河ドラマなんて。楽しみすぎます」と感激。

 「2年前に『騙し絵の牙』という映画の撮影で初めて大泉洋さんとご一緒させていただきました。主演の大泉さんは撮影の合間、僕や若い俳優の方々にもとても気さくに優しく話し掛けてくれて、さらに面白い。みんながかたくならないよう、とてもやりやすい現場を作ってくださった印象です。今回、僕の演じる工藤祐経は大泉さん演じる源頼朝に従うことになると思うので、大泉さんと少しでも絡むことがあれば、うれしいです」と再会を心待ちにしている。

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2021年7月9日のニュース