宝塚月組トップ珠城りょうサヨナラ公演「皆さまの心に温かい光がともりますように…」

[ 2021年7月9日 18:40 ]

楠木正行を演じる珠城りょう
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 宝塚歌劇団月組トップコンビ、珠城(たまき)りょうと美園(みその)さくらのサヨナラ公演「桜嵐記/Dream Chaser」が10日、東京宝塚劇場で開幕する。初日に先駆け通し舞台稽古が行われた。

 「桜嵐記」でトップスターの珠城は、南北朝時代を舞台に父・楠木正成の遺志を継いだ南朝の武将、楠木正行(まさつら)を演じる。正行の生き様を、美園演じる弁内侍の恋物語とともに描く。「Dream…」では、高身長を生かしたダイナミックな「男役・珠城りょう」を余すところなく披露する。月組生が銀橋にいるトップコンビを見送るシーンも。

 新型コロナウイルスの影響で公演が半年延期された。珠城は「無事に初日を迎えられますこと、お客さまにお目にかかれますこと、心より感謝申し上げます。今回の公演から、月組生全員で舞台に立てる喜びを胸に、出演者一丸となってお芝居とショーの魅力をお届けできるように頑張ります。正直、私自身はまだ卒業するという実感はわいていないのですが、千秋楽の最後の最後まで役者としても男役としても成長し続けたいと思っておりますし、作品を通して今の充実した月組のチームワークをお見せできるように、そして宝塚を愛してくださる皆さまに私たちの愛をお届けできるように努めてまいります。皆さまの心に温かい光がともりますように…」とコメントした。

 公演は8月15日まで。千秋楽「珠城りょうラストデイ」は、全国の映画館でライブ中継、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信される。

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