「鎌倉殿の13人」國村隼 10年ぶり大河!大庭景親役 再び平清盛に縁のある武将「ふしぎな廻りあわせ」

[ 2021年7月9日 18:31 ]

来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にレギュラー出演する國村隼
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 俳優の國村隼(65)が来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)にレギュラー出演することが9日、番組公式ツイッターで発表された。平清盛(松平健)の信頼厚き坂東の大物・大庭景親(おおばかげちか)役を演じる。朝ドラ常連の名優だが、大河ドラマ出演は2012年「平清盛」以来、10年ぶり2作目。「今回もまた清盛に縁のある武将・大庭景親を演じることとなり、ふしぎな廻りあわせだと思う」と縁を感じている。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(60)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 國村が演じる大庭景親は、平家の忠実な家人。石橋山の戦いで源頼朝(大泉洋)を撃破したが、のちに頼朝が再挙した時に捕えられ、斬られた。

 國村は「脚本に描かれる坂東武者の気質が実に面白く、江戸時代とも戦国時代とも随分違うことに驚かされた。皆、仲間。何らかの縁でつながっている。ところが、いざ戦いとなれば、親子でさえも命のやり取りをする。情緒に流されることはなく、その実利主義は凄まじくもあり、アッケラカンとしている。そんな時代に生きる大庭景親は、にもかかわらず清盛に義理を通す男として描かれている。なんとも面白い男だ。景親にとって、この時代を生きるとは?そこを探りたいと思っている」とベテランらしい抱負。

 三谷作品はフジテレビ「合い言葉は勇気」「HR」に出演。「どちらも分かりやすく、でも捻りの利いたストーリーテリングで、ありそうで意外にないエンターテインメント作品だと思う」と評した。

 「小栗旬君とはこのところ縁があり、続けての共演。(義時の兄・北条宗時役の)片岡愛之助さんはホントに久しぶりの再会で、楽しみにしています」と撮影を心待ちにしている。

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2021年7月9日のニュース