西川慶二八段 病気療養のため59歳で引退 現役唯一の親子将棋棋士

[ 2021年7月1日 11:53 ]

引退を発表した西川慶二八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の西川慶二八段(59)が6月30日付けで病気療養のため引退すると日本将棋連盟が1日、発表した。西川は息子で弟子の和宏六段(35)も棋士で、現役唯一の親子棋士。囲碁には仲邑菫二段(12)ら複数いるが、将棋の現役親子棋士は西川の引退によって消滅する。

 西川は07年、45歳で理事に就任。関西本部で10年まで普及推進や公益法人改革に携わった。同じく病気療養のため、八段に昇段直後の18年末から休場が続き、08年10月に四段昇段した和宏との親子対局はついに実現しなかった。

 なお将棋の親子棋士は寺田浅次郎六段と寺田梅吉七段、加藤竹次郎五段と加藤博二九段、神田辰之助九段と神田鎮雄七段、木村義雄十四世名人と木村義徳九段、板谷四郎九段と板谷進九段に続く6組目だった。

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2021年7月1日のニュース