“藤井キラー”豊島竜王 存在感際立つ完勝「次もコンディションを整えて頑張る」

[ 2021年7月1日 05:30 ]

王位戦第1局2日目 ( 2021年6月30日    名古屋市・名古屋能楽堂 )

王位戦第1局で藤井聡太王位に勝ち、感想戦で対局を振り返る豊島将之竜王
Photo By 代表撮影

 再び「藤井キラー」が輝きを放った。豊島は1月、藤井戦初黒星を喫したが、これで7勝1敗。藤井に勝ち越す棋士は3勝2敗の久保利明九段らがいるが、2勝差以上は豊島のみで存在感が際立った。

 「(中盤、藤井陣に)香を打ち込んで良くなったと思った。正確に指せばいける気がした」。残り時間も藤井より大きく減らないよう、管理し切っての完勝だった。

 「次もコンディションを整えて、いい将棋を指せるように頑張りたい」。以前から飛行機に搭乗すると耳が痛くなる症状があり、一昨年の王位戦第2局、札幌対局では大阪から陸路移動を選択したほど。昨年1月、鼻の骨を削る手術を受け、症状が改善した。今月の第2局、北海道旭川市へは空路で向かう。

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