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オードリー×素人の化学反応 「オドぜひ」プロデューサー語る(2)

[ 2021年7月1日 12:00 ]

春日の大ファンを名乗る男性と初絡みするオードリー(中京テレビ提供)
Photo By 提供写真

 日本テレビ系「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」(日本テレビ=木曜深夜1・29、他は地域により異なる)はクチコミを送って番組参加する視聴者「ぜひらー」の面白さが話題だ。オードリーの若林正恭(42)と春日俊彰(42)の2人との掛け合いが見どころ。

 通称「オドぜひ」がスタートした2012年頃の、世間的なオードリーの印象といえば、「若林は人見知り、春日は何を考えてるか分からない変人」が多かったかもしれない。しかし、番組を制作する中京テレビの富田恭彦プロデューサー(制作会社「CTV MID ENJIN」所属)が抱いていた印象は異なっていた。「私からすると、若林さんは昔から部室や仲間数人のような空間では、むしろ、場を回す側だったと思うんですよ。春日さんも、実は段取りなどをすごく気にかけるタイプなのでは、と思っていた」。前身番組でオードリーが視聴者と絡む姿を見ていただけに、「若林さんの素人の面白さを引き出す能力、春日さんのトーク回しの上手さを薄々感じていた」と振り返る。

 「そんな2人だからこそ、未知で一種の賭けだったが、スタジオでガチンコの初対面となる『ぜひらー』との掛け合わせを企画してみた。更に、当初は『オードリーを困らせちゃえ』という遊び心もあった」という。番組がスタートしていくと、若林は素人の面白さを引き出し、春日は軽快なトーク回しを披露。期待していた以上に2人が「ぜひらー」を面白く転がしていき、富田氏は脱帽したという。以降、オードリーに全幅の信頼を寄せ、最後のオチを任せるような構成を意識していった。

 何度も番組出演し、「名物ぜひらー」としてファンからも支持される、春日の大ファンを名乗る男性との絡みが一例だ。

 初登場時、過去に春日から教科書にサインをもらったことをクチコミで投稿し、春日に会うために千葉県から名古屋のスタジオまではるばるやって来た。熱烈なファンのはずが、サインをくれた時の春日を「地味で嫌なやつだった」といじり始める。「サインをもらったことで(その教科の)成績だいぶ落ちたでしょ?」と若林に聞かれた男性は「単位落としました」と、即答。それに春日は「私のせいじゃないだろうが!」と反論。若林が続けざまに「単位落としたと知ったときに、『春日よ~』と思った?」と振ると、男性は「クソ野郎」とダメ押しし、さすがの春日も「よし、もう喧嘩しよう。やらなきゃダメだ」と立ち上がる。若林が怒る春日を制止し、スタジオは大盛り上がり。結局、男性と春日は腕相撲対決で勝負することになり、そのオチも笑いを誘う。

 以降、その男性がスタジオに再登場する時のオードリーについて富田氏は「彼と再会する度に、うれしそうな表情をするんですよ。2人とも彼のことが本当に好きなんだと思う」と微笑む。「オドぜひ」ではオードリーの「ぜひらー」への画面から溢れんばかりの愛が垣間見えることも魅力の1つだ。

 オードリーが「ぜひらー」との時間を心から楽しむ中で、「オドぜひ」でしか見られない2人の姿がそこにはある。オードリー自身がラジオやテレビで話すように、他番組の収録では寡黙に終わることもあるという春日は、いつにも増して饒舌だ。落ち着いたイメージのある若林も番組内で寸劇が始まる際には、お決まりの癖の強い「よ~い、アークッション!」を披露するなど、羽目を外すことがある。富田氏は「収録をオードリーに楽しんでもらうこともポイント」と話し、2人ののびのびとした姿に手応えを感じている。(続く) 

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