三遊亭好楽 23回破門になった若手時代「破門してまた来ると、許してるんだよね」

[ 2021年7月1日 13:35 ]

三遊亭好楽
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 落語家の三遊亭好楽(74)が6月29日深夜放送のテレビ東京系「チマタの噺」(火曜深夜0・00)にゲスト出演。23回も破門になった若手時代について語った。

 好楽が運営する寄席小屋「池之端しのぶ亭」について話をする中、好楽は「私みたいなやんちゃなやつが…破門23回ってマジだから。師匠にお前なんかクビだって言われて…」と告白。好楽は19歳の時に、8代目・林家正蔵に弟子入り。番組MCで落語家の笑福亭鶴瓶(69)から「正蔵師匠のところに弟子入りした。それでクビになった?」と聞かれると、好楽は「クビにならないよ」と“否定”しつつも「すぐにちゃんと泣いてお詫びして、1回目許して、2回目許して、3回目許してって23回…」と23回もくり返していたそうで「彼は私を破門してまた来ると、許してるんだよね、俺のことをね」とニヤリと笑った。

 それでも「カミさんもらうって言ったら『そうかい?』って喜んじゃった」と意外にも早めの結婚が喜ばれたという。「ずっとこの子を生涯怒って面倒みないといけないという負担がカミさんに移るじゃない?ああ、良かったという気持ちなんだろうね。最初、怒られるのかと思ったけど。『前座のくせに所帯なんかとんでもない』って言うのかと思ったら、『そうかい?何日だい?』って喜んだ顔は今でも忘れない」と懐かしんだ。

 「私は本当に師匠にツイてますね」としみじみ。「(自身が)真打ちになって1年後で亡くなってね。それで、前からかわいがってもらっていた5代目の三遊亭円楽師匠に行ったわけよ」と説明。2人の師匠について「同じような性格なの。すごい怒るし、正しい怒り方なの。むやみやたらに怒りやがってと思ったけど、よく考えたら正しい怒り方なの。当人たちは体力使うからいやなんだけど、怒ってくれたの」と感謝した。

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2021年7月1日のニュース