「ベイ・シティ・ローラーズ」ボーカルのレスリー・マッコーエンさん急死、65歳

[ 2021年4月24日 05:30 ]

75年に世界的人気を誇っていた英バンド「ベイ・シティ・ローラーズ」。マッコーエンさんは中央(AP)
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 1970年代後半に世界的大人気を得た英ポップグループ「ベイ・シティ・ローラーズ」のボーカル、レスリー・マッコーエンさんが20日、死去した。65歳。死因は不明。家族が22日、「自宅で急死した」と本人のツイッターで公表した。

 英北部スコットランド生まれ。73年、グループに加入。「サタデー・ナイト」「二人だけのデート」などヒットを連発。その圧倒的な人気ぶりは、スコットランドの伝統的デザイン「タータンチェック」を取り入れた衣装から「タータン・ハリケーン」と呼ばれた。

 パンクブームの到来で英米での人気が落ち着くと、日本で社会現象に。初来日となった76年の東京・日本武道館公演はチケット争奪戦になった。入れなかったファンが周辺にあふれ、興奮で失神する観客が相次ぎ「ポスト・ビートルズ」と称された。ファンとして知られるラジオDJの山本さゆりさんは「タクシーで追い回したり宿泊先のホテルに張り付くファンがあふれ、猛烈な人気ぶりだった」と回顧した。

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