市川猿之助「再開を信じて」出演公演中止で無念吐露 「オリンピックありきの対策には疑問」と私見も

[ 2021年4月24日 16:38 ]

市川猿之助
Photo By スポニチ

 歌舞伎俳優の市川猿之助(45)が24日、自身のインスタグラムを更新。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令決定で、出演する歌舞伎座の公演が中止となったことに「役者人生の中で、いちばんめでたくない千穐楽となりました」と心境をつづった。

 猿之助が第1部の「小鍛冶」に出演していた「四月大歌舞伎」は今月28日が千秋楽の予定だったが、25日~28日の上演を中止。出演予定の「五月大歌舞伎」も緊急事態宣言中の5月3日~11日の公演が中止となった。

 猿之助はこの日の出番を終えた後、インスタグラムに市川中車(55)と「小鍛冶」の衣装姿での2ショット画像をアップし、「緊急事態宣言により、本日千穐楽となってしまいました。これまでの役者人生の中で、いちばんめでたくない千穐楽となりました」と無念の報告。「#命がけで 観に来てくださった方々 #消毒 #検温 などの #ルール をきっちり守ってご覧くださった方々 #いろいろな事情で 観に来られなかった方々 #皆様の応援に感謝です」と観客への感謝をつづった後、「#再開を信じて #ありがとうございました」と結んだ。

 公演中止発表前の23日夜に更新したストーリーでは、「座席制限が解除されても、収入度外視、安全安心第一で、座席数50%以下でやってきました」と歌舞伎座が可能な限りの感染防止対策をとってきたことに触れ、「オリンピックも大切です。しかし、オリンピックありきの対策には疑問しか感じません。休業要請は、死の宣告と同じです。皆が救われる道はないものですか?」と率直な心境をつづっていた。

続きを表示

2021年4月24日のニュース