橋下氏、吉村知事のコロナ対策に物言い「飲食店の営業時間の制限より重要なのはマスク会食や換気」

[ 2021年4月24日 18:24 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が、24日放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演し、感染拡大が止まらず緊急事態宣言発令が決まった大阪府のリーダー、吉村洋文知事に珍しく?異議を唱えた。

 「まん防」では大阪市内の飲食店に午後8時までの時短要請や府民に外出自粛を呼びかけてきた。だが、変異株が猛威を振るう大阪府の感染者は連日千人台にのぼり、医療崩壊が始まっている。25日からは緊急事態宣言が発出され、府下全域で酒類やカラオケ設備を提供する店には休業要請、それ以外の飲食店にも午後8時までの時短営業を要請する。

 橋下氏は「知事の立場になれば、時短要請するのも分かる」と理解を示しながらも、「飛沫感染を防ぎたいのか、人の流れを止めたいのか、(目的が)混乱していて、みんな言うことを聞かなくなってしまう」と警告。「営業時間の制限はあんまり関係ない。営業時間が短くても、対策ができていなかったら短い営業時間内でも感染は広がる。本当に重要なのはマスク会食や換気」と指摘した。店と客が十分な対策をしている飲食店は、営業を認めてもよいのではないかという持論を展開した。

 「マスク会食を義務化して、守らなければ罰則とするべき。今の法律ではできないが」とも話したが、ヤナギブソン(45)が「それやったら店に行かんとこうと思う」と店を救う施策にはならないと反論。橋下氏も論調を緩め、フランスでは同様の対策で人々が店に行かなくなり、ホームパーティーなどで感染が広がったことを挙げて、対策の難しさを吐露。“宅飲み”への制限やマスク会食の浸透までは「難しい」と、頭を抱えていた。 

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