立川志らく テレビに出続ける背景に談志師匠への思い「これは恩返し。何とか出る方法はないか」

[ 2021年4月24日 13:15 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が24日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)にゲスト出演し、テレビ出演を続ける理由を明かした。

 現在はTBS系「ひるおび!」(月~金曜前10・25)にコメンテーターとして出演。3月までは同局系「グッとラック!」でMCを務めるなど、朝から時事問題を容赦なく切るスタイルで話題になった。

 ところが、大学の落語研究会出身で、本格落語が好きだった志らくは、「落語会の中で、落語で認められればいいやと。テレビは基本、自分に向いてない世界だと思ってたんです」と、テレビからは距離を置いていたという。

 そんな思いを一変させたのが、師匠の故・立川談志さんの言葉だった。「談志が死んだ後に、談志が私にもっとテレビで売れて欲しかったというのが分かったんですよ。やたらほうぼうで『なんで志らくのやつは、売れようとしねえんだ、あいつは』と言ってた」。師匠の思いを、亡くなってから初めて知った志らくは「これは恩返しだ。何とかテレビ出る方法はないかと模索して」、現在の事務所に所属。「ひるおび!」の月1回のコメンテーターが評判を呼び、「気がついたら『毎日出て下さい』と。そこからいろいろバラエティーにも呼ばれるようになった」と明かした。

 談志さんが喉頭がんで死去してから、今年で10年。談志さんとプライベートでも交流があったパーソナリティーの和田アキ子(71)は「でも…本当に会いたいなあ」と寂しそうにつぶやいた。志らくも「今、私がこうやってテレビに出て、朝の帯(番組)までやって、いろんなバラエティーに出てる、アッコさんのラジオにも呼んでいただけるという…この姿を一番、見せたいのは談志ですよね。談志が何て言ったか」と、亡き師匠に思いをめぐらせていた。

 「グッとラック!」は放送開始から1年半で終了したが、志らくは「とにかく自分のしゃべりたいことを思い切りしゃべることができた。私としては良かった。今までの出来事もそうだし、思っている持論みたいなのが、時間がたくさんあるので(言えた)」と満足感もあったという。さらに、「プロデューサーからは『放送禁止用語以外なら、何を言ったって、もし炎上しようが俺がケツをふくから』と言われたんで。私が誰も何を言うか、知らなかったんです。打ち合わせもしなかったんで」と、思い切った発言を続けられた環境にも感謝。和田は「信頼してたんですね」と感心していた。

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2021年4月24日のニュース