22年大河「鎌倉殿の13人」中川大志が畠山重忠役「真田丸」豊臣秀頼に続く三谷大河「身が引き締まる」

[ 2020年11月17日 12:01 ]

2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に畠山重忠役で出演する中川大志
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 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが17日、番組公式ツイッターで発表され、俳優の中川大志(22)の出演が決まった。“武士の鑑”と言われた鎌倉幕府の誇る若武者・畠山重忠役。同じく若武者・豊臣秀頼を鮮烈に演じた16年「真田丸」に続く三谷大河出演となる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、16日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例のスタイル。中川が5人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏がは04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 中川は「畠山重忠と名前を聞いてもあまりピンと来ず、馴染みのない武将だったので、初めて知ることばかりで、楽しく勉強しています。知勇兼備で武士の鑑とも呼ばれた男ということで、大河ドラマであまり戦に参加したことのない僕は『ようやく戦えるのか!』とワクワクしています…。そのあたりの準備もしっかりとしていきたいです」と手ぐすねを引く。

 大河ドラマ出演は11年「江~姫たちの戦国~」、12年「平清盛」、16年「真田丸」に続き、6年ぶり4作目。「大河ドラマという場所に、初めて立たせていただいたのは中学1年生の時でした。着物を着て、カツラをかぶり、スタジオに初めて入った時の緊張、におい、温度、今でも鮮明に思い出せます。それからたくさんの、忘れられない特別な瞬間を大河ドラマという世界の中で過ごさせていただきました。俳優としての僕の血となり肉となり、何より骨になっていると思います」

 昨年前期の連続テレビ小説100作目「なつぞら」はヒロイン(広瀬すず)の夫役。「『真田丸』を経験したことによって、ちょっとやそっとの現場じゃビビらないという度胸は間違いなく付きました」と語っていた。

 「『真田丸』を終えた後に、現場ではほとんどお会いできなかった三谷さんと少しだけお電話でお話する機会があり、その時に『またいつかご一緒したいです』と想いを伝えさせていただき、自分自身もまた戻ってきたい、そのためにもっと大きくなろうと、決意しました。三谷さんの作品で、大河ドラマにまた立てること、何よりうれしいです。身が引き締まります」

 初日(16日)に発表されたのは、小池栄子(39)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の4人。小池が主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助が義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤がタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。

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2020年11月17日のニュース