「紅白」出場歌手発表 時代を象徴の“全方位人選”…成功の鍵は大泉洋にあり!?

[ 2020年11月17日 05:31 ]

「第71回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表 ( 2020年11月16日 )

第71回紅白歌合戦
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 【記者の目】音楽の好みが細分化している時代を象徴する人選となった。「数字(視聴率)を持っている」といわれるジャニーズ勢7組に頼りつつ、ロックのMr.Childrenと東京事変、ヘビーメタルのBABYMETAL、アニソン界で「大型新人」と話題の鈴木雅之を起用した。

 ジャンルの幅だけでなく、さまざまな年齢層のファンを持つグループも顔をそろえた。

 キッズに人気のFoorinから、ティーンが夢中のNiziU、40代の青春ミスチル、メタル好きのおじさんを魅了してやまないベビメタ、中高年女性のアイドル純烈…。

 まさに“全方位人選”だ。だが、だからこそ、出番を迎えたグループや歌手のファンではない視聴者が「興味がない」「見たくない」という時間帯が増えることが懸念される。紅白チームとしては4時間超の番組をいかに横断して見てもらえるかが課題だ。

 その期待を込めて起用したのが白組司会の大泉洋だろう。幅広い年代への知名度の高さはもちろん、アドリブ全開で臨むとみられ、生放送だからこそのスリリングな展開が予想される。大泉が視聴者をどう引きつけるか。成功の鍵はここにありそうだ。(飯尾 史彦)

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