羽生九段、復帰戦を白星で飾り挑戦に望みつなげる 王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2020年11月17日 19:28 ]

木村の2手目を見つめる復帰戦の羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
Photo By スポニチ

 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負(来年1月開幕予定)で渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=の対戦相手を決める挑戦者決定リーグは17日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、羽生善治九段(50)が91手で木村一基九段(47)を破り、通算成績を4勝1敗として挑戦に望みをつなげた。

 ▼羽生九段 駒がぶつかる直前くらいまでは前例がある将棋ではあったので、一度やってみたい形だった。激しい展開になって形勢はよくわからないまま指していた。(最終局は)あまり難しいことを考えず、全力で望めたらいいなと思う。(体調は)対局するには特に大きな問題はなかったと思う。熱もない。

 ▼木村九段 攻めさせられているのかなと感じざるを得ないような羽生さんの工夫や変化のある展開になって、ちょっと無理させられているというのを感じていた。だいぶ足りない、苦しいと思っていた。(20日の最終局へ)一生懸命やった結果だが情けない成績。引き続き一生懸命指したい。

続きを表示

2020年11月17日のニュース