AKB、紅白落選 11年連続出場中も近年はヒット曲なく…NHK「総合的な判断」

[ 2020年11月17日 05:30 ]

「第71回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表 ( 2020年11月16日 )

第71回紅白歌合戦
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 11年連続で紅白歌合戦に出場していた「AKB48」が落選した。「会いに行けるアイドル」としてアイドルブームをけん引したが、今年は代名詞の「握手会」やライブが開催できない事態に陥り、コロナ禍の大きな影響を受けていた。

 07年に“アキバ枠”で初出場。09年に始まったファン投票イベント「選抜総選挙」などをきっかけに大ブレークし、ミリオンヒット曲を連発した。出場常連組に仲間入りし、通算12回出場していた。

 局側は落選理由を「総合的な判断」とした。近年はヒット曲がなかった上、コロナ禍で“会いに行けない”という状況が続いた。最盛期の14年には、姉妹グループのSKE48、NMB48、HKT48と4組で出場したが、今年はついにゼロ。一時代の終焉(しゅうえん)を迎えた。

 初出場時からのメンバーである柏木由紀(29)はツイッターで「胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちもあります。また誰かに認めてもらえるように私たちは頑張ります」とつぶやき、気持ちを新たにした。

 〇…コロナ禍が歌手選考にも影響した。初出場組の瑛人は「TikTok」で曲がヒットし、miletはYouTubeの人気チャンネル「THE FIRST TAKE」で人気を集めた。ともにステイホーム期間のこと。
 一方、地方営業などがストップした演歌勢は、昨年出場した島津亜矢(49)、丘みどり(36)が落選した。ほかに紅組は、aiko(44)、いきものがかり、白組は三浦大知(33)らが落選した。

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