“オヤジギャグ棋士”豊川七段 封じ手「同飛車大学」でバズる ヤフー検索で1位

[ 2020年8月21日 05:30 ]

藤井聡太 2冠獲得

豊川七段
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 大注目となった封じ手で藤井が「8七同飛成」という驚きの手を選んだことから、ネット上では関連ワードが続々とトレンド入りした。中でも今対局で副立会人を務めた、“オヤジギャグアーティスト”の豊川孝弘七段(53)の代表作「同飛車大学」が、ヤフーリアルタイム検索ランキングの1位を記録した。

 同フレーズは「同飛車」と「同志社大学」をかけたダジャレ。豊川七段は他にも「両取りヘップバーン」「ジョーズニ攻めてクルーニー」「難解ホークス」といった“名言”を数多く作り出している。2017年には著書「豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集」も出版。大盤解説やイベントなどでもオヤジギャグを連発するなど、ファンの間からは、その道の“名手”としても広く親しまれている。

 この日、豊川は自身のツイッターで「同飛車大学!」と投稿。その後、王位戦を中継した「ABEMA」に生出演した。ネット上での反響について話題が及ぶと「“同飛車”って将棋を知らないと意味が分からないじゃないですか。将棋の動きとか覚えてもらえたらうれしいですね。将棋指し冥利(みょうり)というより、オヤジ冥利に尽きますね」とご満悦だった。

 意表を突いた一手から生まれたネット上での盛り上がり。藤井の活躍で若い世代からも将棋に熱視線が集まっている。

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