姉弟子・室田女流二段が考える、藤井2冠の不安点とは?「あえて言えばキノコぐらい」

[ 2020年8月21日 17:38 ]

藤井聡太2冠が1面の21日付スポニチ大阪本社発行版を手に微笑む室田伊緒女流二段(左)と村田智穂女流二段
Photo By スポニチ

 杉本昌隆八段門下の室田伊緒女流二段(31)が21日、大阪市内でスポニチの取材に応じ、前日に王位を獲得した弟弟子の藤井聡太2冠(18=棋聖も保持)を祝福した。

 タイトル戦の模様はネット中継でずっと見守っていた。“神の一手”とされる封じ手の飛車の踏み込みについては、子供時代から勝ち気だった藤井を知る立場として「そうじゃないかなと思っていた」。終局後はいつも通り丁寧な文言で「藤井先生おめでとうございます」とお祝いメールを送ったという。

 ずっと杉本一門で見守ってきた“姉”から見た不安点は?にも「昔から体力もある。風邪もあまり引かない。彼女も忙しすぎて作る暇もないだろうし…特にないなあ」とコメント。「あえて言えば、もう有名になってますが昔から嫌いなキノコぐらい。でも、一門の鍋は入れるの禁止になってますから大丈夫」と明かして笑わせた。

 挑戦者を決めるリーグ戦から参戦する王将戦で3冠をまず目指す藤井はさらに4冠、5冠と今後も保持タイトル数を増やしていく可能性も十分。ただ、愛知県春日井市出身らしく「(一宮市出身の)豊島将之竜王と(瀬戸市出身の藤井の)2人でいつか“愛知県出身者で8冠独占”できる日がくればうれしいですね」と微笑んだ。

 この日はPR役を務める将棋カードゲーム「譚棋戦」のプロモーション映像撮影を村田智穂女流二段(36)と2人で行っていた。

続きを表示

2020年8月21日のニュース