彦八まつり 今年は配信で 9・5開催 桂小春団治「涼しい部屋の中でお楽しみ頂ければ」

[ 2020年8月21日 14:02 ]

「デジタル彦八まつり」のオンライン発表会見に出席した桂小春団治(右)と桂あやめ
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 新型コロナ禍で1年延期となった「第30回彦八まつり」に代わる「デジタル彦八まつり」を9月5日に開催することが21日、オンライン会見で発表された。会見には「彦八まつり」実行委員の桂小春団治(62)、桂あやめ(56)が出席。小春団治は「30周年で、何もしないのは寂しい。ファンの皆さんは、涼しい部屋の中でお楽しみ頂ければ」と語った。

 9月5、6日に生国魂神社(大阪市天王寺区)で節目の30回目を迎えるはずだった上方落語界恒例の「彦八まつり」。実行委員長を桂福団治(79)が務める予定だった。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して5月に早々と延期を決定した。毎年、2日間で10万人を動員する“お祭り”。上方落語協会会長の笑福亭仁智(68)が「30周年に、何もせんのはアカンやろ」と指摘。「デジタル彦八まつり」の開催を決めた。

 六代目笑福亭松鶴さんの命日である9月5日には、YouTube繁昌亭チャンネルで「デジタル彦八まつり」を配信する。疫病退散祈願の「龍おどり」を大阪市内のゆかりのある各所から噺家が中継。また、オンライン会議アプリでの「ZOOM大喜利」を実施。大阪の噺家だけでなく、米ニューヨーク在住の桂三輝(50)らも参加の予定。他にも噺家への生電話・質問コーナーを設ける。

 さらに天満天神繁昌亭の夜席で「彦八まつり30周年記念落語会」を開催。有料配信も実施する。桂米団治(61)らの落語の後、米団治司会の下、桂ざこば(72)、笑福亭鶴瓶(68)が「六代目笑福亭松鶴を語る」というスペシャルトークも。「彦八ロスの方も多くいます。雰囲気だけでも楽しんで頂ければ」と、あやめはPRした。

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2020年8月21日のニュース