ボクシング亀田3兄弟の父・史郎氏　28日、女形で大衆演劇デビュー！源氏名は「亀田史子」

女形・亀田史子として大衆演劇デビューする亀田史郎氏
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　ボクシング亀田3兄弟の父・史郎氏（55）が大衆演劇に女形でデビューすることが21日、分かった。28日に大阪市浪速区の朝日劇場で行われる大川良太郎が座長を務める「劇団九州男」の公演（夜の部）で舞台に上がる。新型コロナウイルスの影響で集客に苦戦する劇団のため、人気ユーチューバーとしても活躍する“亀父”が一肌脱ぐ。

　きっかけは居酒屋談義だった。お盆明けに知人2人と地元・西成の焼肉店で食事をしていたところ、知人の紹介で大衆演劇界では著名な大川良太郎が合流。通天閣に近い朝日劇場で公演中と知り、舞台の現状について話題が及ぶと、大川が「ソーシャルディスタンスを取って席を間引いていても厳しい」とコロナ禍で集客に苦戦していると打ち明けた。

　暗いムードとなったところで、史郎氏が「俺が女形やったらおもろいんとちゃうのん？」と提案。思わぬ救世主の登場に大川も快諾し、「亀田史子（しころ）」の源氏名がその場で決まり、デビューする流れになった。公演は8月29日に千秋楽を迎えるが、史子の出番は28日の夜の部1度だけ。舞台稽古にも参加して自身のSNSでも情報発信し、本気で臨む。

　亀田氏は現在、大阪市内でフィットネスジムを経営しながら国内デビューを目指す長女・姫月（21）のボクシングを指導。タレントとしても活動し、独自の料理を紹介するなど登録者40万人を超えるユーチューバーでもある。かつて3兄弟を育てたオヤジのイメージとは違う明るいキャラが人気だ。「お客さん？俺が出たら席は100％埋まる。レベルちゃうんやから～」と自信満々だ。

　劇場にも足を運んで本番用のメークを塗り、着物姿を披露。「女装した変態オヤジやないか～い」と自嘲の笑いを浮かべつつ、鏡に映る梅干しのような色形になった唇を見てテンションアップ。お決まりの3150（サイコー）ポーズを決め、「大衆演劇の女形と言うたら梅沢富美男やけれど、亀田史子の時代が来る。俺はそう考えてる」と早くもその気だった。