藤井2冠 高校生最後に狙えるタイトルは「王将」 8冠最速なら23年

[ 2020年8月21日 05:30 ]

第61期王位戦第4局2日目 ( 2020年8月20日    福岡市大濠公園能楽堂 )

<王位戦第4局>喜びを語る藤井新王位(撮影・岡田 丈靖)
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 8タイトルのうち2冠を制した藤井が、高校生最後に狙えるタイトルが「王将」だ。昨年、7人による挑戦者決定リーグ入りした藤井は、あと一歩のところでタイトル戦出場を逃した。

 今年にタイトル戦開催予定、もしくは開催中の「叡王」「王座」「竜王」の3つは予選で敗退しており、タイトル獲得は早くて2021年に。来年に開催される「棋王」も予選敗退しており、タイトル獲得は最速で22年になる。

 残るのは「名人」で、挑戦者となるには、まずA級入りする必要がある。現在、藤井はB級2組に在籍。1年でB級1組に昇級してA級となるのは早くとも22年。1年目で挑戦権を獲得し、23年の7番勝負で4勝すれば名人獲得となる。最速でも藤井の8タイトル全冠制覇は3年かかることになる。

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