古舘伊知郎、トランプ大統領を痛烈批判 チンパンジー社会例えに「声がデカいリーダーに騙されないで」

[ 2020年6月8日 17:58 ]

フリーアナウンサーの古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(65)が5日のニッポン放送「古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」(金曜後10・00)に出演し、米国のトランプ大統領を痛烈に批判する場面があった。

 不安定な時世で、人々が「大きな声でガンガン、ストイックで過激なことを言う笛吹きについて行っちゃおうとする傾向にある」と指摘する古舘。

 ここで、学者から聞いたというチンパンジー社会についての話をもとに持論を展開する。「ボス猿社会のチンパンジーの世界において、小ぶりで非力なやつがリーダーになっちゃう時があるんだって。そこで観察していると一つの例が出てきて。缶に石っころみたいな硬い物を入れて、ガンガン、ガンガン大きな音を立てる。大きな音を断続的にタイミングよく聞かされていると、みんな不安と恐怖が募ってきて、従順に従っちゃうんだって」。

 「リーダーの資格もないくせに、ガンガン缶から鳴らしてるでしょ。雨季が来て、色んなことが起きて缶自体が錆びついちゃうと、全く音が聞こえなくなっちゃう。そうすると、化けの皮が剥がれて、急にリーダー降ろされんだって。俺、アメリカのトランプ大統領って今にそうなんじゃないかって思うんだよ」と理由を語り始める。

 トランプ大統領が、黒人男性の死亡に対する抗議活動の激化についてツイッターで「略奪が始まれば銃撃も始まる」と投稿した件に触れ「あれなんかはチンパンジーの缶をガンガン、ガンガン鳴らしてる話に似ていて、気をつけた方がいいなあって思う」と批判した。

 また古舘は「同じように缶鳴らしたり、戦いもしてないんだけどリーダーになるべくしてなった小柄なチンパンジーもボスになるんだって」というケースも説明。「これは缶を鳴らす恐怖政治と違って、日常から常に弱いものとか、子供とかメスとかを、一生懸命面倒を見てるチンパンジーなんだって。そういうチンパンジーが、気がついたら推挙されるんだって。かくありたいと思わない?」といい「我々は、声がデカイリーダーに騙されずに、思考停止にならないでって話をしたかったんだ」と結んだ。

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2020年6月8日のニュース