師匠・杉本八段「堂々たる指しっぷり」 愛弟子・藤井七段の激闘労う

[ 2020年6月8日 20:41 ]

 将棋の第91期棋聖戦5番勝負第1局で勝利した藤井聡太七段(17)の師匠・杉本昌隆八段(51)が東京・将棋会館に駆け付け、愛弟子の激闘を労った。

 数々の新記録を打ち立ててきた藤井とはいえ、タイトル戦は別格の大舞台。大きな白星を挙げた藤井の一局を振り返り、「堂々たる指しっぷり。渡辺棋聖相手に良い将棋でした」とホッとした表情を浮かべた。ポイントには「△7五同銀に▲1三角成の手」を挙げ、「改めて一流の手だと感心しました」と感服した様子だった。

 第1局はスーツでの対局も話題となったが「挑戦者決定戦から4日しかなかったですからね。強要するものではないですし、番勝負のどこかでは(和服姿も)見ることが出来るでしょう」と期待を寄せた。

 第2局までの間には、ハードな対局日程が組まれている。「将棋に関しては何も心配していない。体調だけは崩さないようにしてほしい」と労った。

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2020年6月8日のニュース